歯科医学生のみなさんへ
市立池田病院は北摂地域の地域医療支援病院として23の診療科を擁する総合病院です。
その中で歯科・歯科口腔外科は池田市、川西市、箕面市など大阪府・兵庫県の近隣医療機関と連携し、歯科疾患のみならず、顎、口腔領域に発生する様々な疾患の診療にあたっています。2019年度の初診患者数は約5,000名、紹介患者は約3,000名と非常に多くの患者さんが当科を受診しています。
本研修プログラムでは①歯科研修医としての基本的な知識・技術の習得、②抜歯などの歯科小手術を行うための基本的手技の習得、③多様な歯科・口腔外科疾患を正確に診断する能力の養成、④安全で良質な歯科医療を提供するため他科と連携し医学的知識や全身管理能力を習得することを目指し、人間性豊かで高い倫理観を持ち臨床的な問題点を自ら解決できる優れた歯科医師を育成することを目的としています。
当院では平成13年より歯科医師卒後研修を行っており、研修を修了した歯科医師のみなさんは大学病院や総合病院、開業医など多方面で活躍しています。
将来開業を目指している方、大学病院等でより専門的な歯科医療を極めたいと考えている方、まだ進路が定まらず将来を決めかねている方、私たちは若い歯科医師のみなさんがそれぞれの夢を実現できるよう全力でサポートいたします。どうそ奮って当プログラムにご参加ください。
市立池田病院 歯科・歯科口腔外科主任部長
雨河 茂樹
― 創意に富み 思いやりのある 信頼される病院をめざして ―
将来一般歯科医として歯科医学のあらゆる分野の診療に対応できる能力を持った歯科医師を養成することを目的とする。又、総合病院を構成する一診療科としての歯科、歯科口腔外科の役割を認識させ、かかりつけ医(開業医)と病院歯科の病診連携についての理解を深める。又、今後、高齢化社会の到来に伴い有病者の歯科治療を行う頻度は多くなるものと思われるため、総合病院で研修することにより全身疾患と歯科疾患との関連、歯科治療における問題点などを理解する。
北摂地域の歯科基幹病院としての特長を生かし、かかりつけ医との病診連携を実際に体験でき、又、当院の地域医療連携室を通じて地域の医療機関の診療内容についても学ぶことができる。又、本院が重視している医療スタッフの患者さんへの接遇態度、インフォームドコンセントの重要性に関しても研修できるものと思われる。
研修初期の5ヶ月間で基本的な診察法、検査方法を修得し、同時に一般歯科治療方法の研修を併行して行う。又、研修3ヶ月目より口腔外科的な疾患の診断や治療方針の決定、手術などの研修を開始する。又、総合病院である当院の特徴を生かして全身疾患の中での歯科、口腔外科的疾患の位置付けや関連隣接医学の研修を行う。研修後半3ヶ月は研修内容の再認識とそれに伴う知識の総合を行う。
一般歯科の診断、治療を行う能力があり、又、口腔外科的な知識を兼ね備えた歯科医師となることを到達目標とする。
4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
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基本的な診察法の修得 | 再履修、再確認 | ||||||||||
検査方法の修得 | |||||||||||
一般歯科の基本的な治療方法の修得 | |||||||||||
口腔外科治療方法の修得 | |||||||||||
他科との連携等の修得 |
歯科・歯科口腔外科一同よりメッセージをお届けします。
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