市⽴池⽥病院の内科は、消化器内科,循環器内科,呼吸器内科,糖尿病・内分泌内科,⾎液内科,腎臓内科,脳神経内科,総合内科(救急総合診療科)の8診療科からなっていますが、内科として連携してまとまりを維持するために、平⽇は毎朝8時30分からミーティングを⾏っています。病院長をはじめ,内科系の指導医,内科専攻医,内科をローテート中の初期研修医が全員出席します。時間外の内科系⼊院患者さんの担当医と主治医とをここで決めます。主治医が誰かによって担当診療科が決まります。それ以外に⽉1回内科系8科の指導医が集まるスタッフミーティングなどで内科系8科の協⼒体制を維持しつつ、研修指導を⾏っています。そのようにして内科系8科の協⼒体制が整っていて各科の垣根が低いことが当院の内科系研修の質を⾼めていると⾃負しています。
市⽴池⽥病院内科専⾨研修プログラムの代表例1
市⽴池⽥病院内科専⾨研修プログラムの代表例2
市⽴池⽥病院内科専⾨研修プログラムは市⽴池⽥病院が基幹施設となり、市⽴豊中病院,吹⽥市⽴吹⽥市⺠病院、⼤阪府済⽣会千⾥病院,箕⾯市⽴病院、国⽴病院機構⼤阪⼑根⼭医療センター、⼤阪⼤学医学部附属病院、国立病院機構大阪医療センター、市立伊丹病院、医療法人川崎病院、兵庫県立西宮病院、公立学校共済組合近畿中央病院を連携施設とする内科専⾨医となるための3年間の研修プログラムです。上記の図に⽰すように、市⽴池⽥病院で1、2年⽬あるいは1、3年⽬の2年間の内科研修を⾏い、残りの1年間を2年⽬あるいは3年⽬に市⽴豊中病院などの連携施設での研修となります。
市⽴池⽥病院内科専⾨研修プログラムはサブスペシャリティ重点型のプログラムです。1年⽬は内科のローテート研修と消化器内科などのサブスペシャリティ専⾨研修との平⾏研修です。内科ローテート研修は内科系8診療科を1−3科に分けて2−3か⽉毎にローテートする⽅式です。内科ローテート期間中は、個々の症例につきそれぞれの内科専⾨領域の専⾨医が指導に当たります。受け持ち患者さん1⼈1⼈に各内科専⾨領域の担当指導医(主治医)が決まり、誰に相談すればよいか迷うことはありません。
合併症の多い患者さんの治療においても診療科の垣根を越えて相談しやすい環境です。2年⽬あるいは3年⽬の当院での研修はサブスペシャリティ中⼼の研修となりますが、希望に応じて未経験あるいは経験不⾜の内科領域の研修も柔軟に対応します。
内科専⾨研修では、⽇本内科学会のインターネット症例登録システムであるJ-OSLERにおいて、登録症例200例以上,70疾患群全ての経験,病歴要約29例が求められています。市⽴池⽥病院は上記の通り内科系8診療科があり、幅広い領域に対応できるので、当院だけでも70疾患群全ての経験が可能です。詳細はこちらのPDFファイルをご覧下さい。
当院は内科系の多くのサブスペシャリティ領域の研修施設となっています。市⽴池⽥病院内科専⾨研修プログラムはサブスペシャリティ重点型のプログラムで、各サブスペシャリティ専⾨研修を重視する⽅に対応しています。
新しい専⾨医制度におけるサブスペシャリティ領域の研修についてはまだ未定の部分が多いですが、当院ではこれまで通りできるだけ対応してゆく予定です。内科専⾨医研修の2,3年⽬はサブスペシャリティ専⾨研修としてカウントされる予定で、最短卒後6年⽬で内科専⾨医試験、7年⽬でサブスペシャリティ専⾨医試験を受験できることになります。
内科系各診療科の研修体制については下記診療科のページをご覧下さい。
⽇本内科学会の教育病院として歴史があり、⽇本専⾨医機構からは内科専⾨研修プログラムの基幹施設として認められています。内科系サブスペシャリティの施設認定も多数受けていますが、内科が関わっているものは数が多いので病院全体の施設認定紹介ページをご覧下さい。
当院は364床の中規模病院ですが、救急総合診療科をはじめ、内科系の各専⾨領域をカバーする指導医が在籍しています。症例は質・量とも豊富で、プライマリケア・救急対応から専⾨的な診断・治療まで幅広く経験できます。
学会発表や論⽂作成も積極的に指導しています。内科系診療科のまとまりも良く、外科系診療科との垣根も低い当院は、医師⽣活をスタートするには働きやすい職場だと思います。何事にも主体的に取り組んでいただける若い先⽣⽅をお待ちしています。
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