主任部長 永井邦彦
部長 北川元昭
循環器内科はスタッフ6名です。集中治療室の運営にも中心的な役割を果たしており、5名は、日本内科学会,日本循環器学会,日本超音波学会,心血管カテーテル治療学会などの指導医、専門医または認定医であり、幅広く臨床経験を積んでいます。臨床研修および内科専門研修における循環器内科領域の指導を行うことはもちろん、過去3名が循環器内科専門医をめざして、大阪大学関連の施設で研鑽を積んでいます。
基本領域として内科を選択した後期研修医には内科医として身に付けるべき基本的な循環器内科領域の知識と技能とを指導します。冠動脈疾患のカテーテル治療に特化せずに、心不全,不整脈,血管疾患など循環器疾患全般に幅広く対応出来るように心がけています。
サブスペシャリティとして循環器内科専門医を目指す医師には、1)4D心エコー,血管エコー,64列MDCTによる心臓CT,CMR(心臓MRI),各種核医学検査(心筋シンチ)による非侵襲的検査と、2)心臓血管カテーテル検査および冠動脈・末梢血管のステント治療および3)不整脈疾患に対する電気生理学的検査(EPS)とアブレーション治療およびペースメーカー植込術などの侵襲的検査や治療を、バランスよく習得していただきます。また、集中治療室のラウンドや救急外来のコンサルトを通じて、重症疾患の病態理解と全身管理の経験が積めます。
2020年度の入院患者数は、536名でした。
2021年度治療実績は、冠動脈ステントPCI 87(緊急18),末梢動脈形成術PTA 36, アブレーション42(心房細動 35),恒久的ペースメーカー植え込み 38 でした。重症疾患に対する補助循環治療(IABP,PCPS,V-V ECMO)も5名に行い、高次医療センター(大阪大学附属病院循環器内科や心臓血管外科)のご協力のもとで救命されました。
当院には心臓血管外科がないため、循環器内科医としての全分野の経験を当院のみで積むことは難しい面がありますので、大阪大学循環器内科学講座と協力してハートチームの一員として幅広い経験ができるようにご相談に応じます。
日本循環器学会 循環器専門医研修施設
循環器内科のダイナミックさと、治療の手応えをリアルタイムに感じとれる醍醐味を実感して欲しいと考えています。
内科地方会,循環器地方会,心臓病学会,超音波学会には積極的に演題発表をしています。2018年は、AHA(アメリカ心臓協会)でもスタッフが発表しています。
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