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閉塞性動脈硬化症(血行再建)

閉塞性動脈硬化症(血行再建)

歩行時の下肢のしびれや疼痛の原因として閉塞性動脈硬化症が増加しています。

病気が進行すると安静時疼痛や潰瘍、壊死となり、切断術が必要となることがあります。

治療により自覚症状や潰瘍が劇的に改善することが多く、治療による患者さまの満足度が高い手技です。

閉塞性動脈硬化症(ASO)について

閉塞性動脈硬化症(ASO)は、50歳以上の男性に好発し、喫煙、糖尿病、高血圧症、脂質異常症などのリスク因子を有している方に発症することが多い疾患です。症状では、歩行時の下肢の疼痛やしびれといった間欠性跛行が多く、進行すると難治性潰瘍や壊死といった重症下肢阻血(CLI)となります。他覚的所見では、罹患肢の皮膚温の低下や「やせ」、皮膚の色調は虚血が進むに従って蒼白からチアノーゼを認めます。また、膝下動脈の蝕知が不良となります。 ASOの診断には足関節上腕血圧比(ABI)と下肢動脈エコーをご紹介いただいた当日に施行することで、迅速に診断することが可能です。また、造影剤を使用することなく診断できるため、慢性腎臓病の方でも安全に診断が可能です。エコーでの診断が困難である場合は、造影CTやMRIを行います。

経皮的血管形成術(PTA)は、主に腸骨動脈や大腿動脈などの末梢血管の狭窄・閉塞に対してステントやバルーンを用いて血流を改善する治療です。対象疾患は、主にASOやバージャー病で、腎動脈や鎖骨下動脈狭窄などに対しても治療が可能です。当院では、常勤の循環器専門医に加えて阪大病院から、関西労災病院で主にPTAを専門にしていた医師の応援を受け治療に当たっています。
入院期間は、3日が標準的です。閉塞病変やCLIに伴う膝下病変への治療も行っています。

当院での診療実績

2017年度:7症例 
2018年度:18症例
2019年度(10月まで):14症例

ASOの診断だけでなく、PTAの適応や治療方法を判断し、必要があれば関西労災病院など高次医療機関などへの紹介を行っています。また、CLI症例に対しては、血行再建などと並行して皮膚処置について皮膚科にも依頼し改善を図っています。当院循環器内科紹介枠でも対応可能ですが、毎週月曜日午後にASO外来も行っております。

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