本年4月より、不妊治療専門の女性医師による精子減少症・精子無力症などの男性不妊や、原因不明の不妊症に対して、人工授精治療を開始いたしました。また、重度排卵障害の患者さまには、自己注射を用いた排卵誘発治療も可能となりました。
対象疾患
精子の数、運動率が低い
タイミング療法で妊娠しない
性交渉での射精ができない など
治療の流れ
①超音波検査や尿検査などで排卵時期を推定します。
②排卵日の前日あるいは当日に、ご自宅で採取して
いただいた精液を持参いただきます。
③30分かけて洗浄濃縮した後、外来で細いカテーテ
ルを用いて子宮内に注入します。
妊娠率は7-10%程度です。
排卵誘発治療として、ペン型注入器を用いた在宅自己注射を導入いたしました。クロミフェン療法が無効・不十分な排卵障害や多嚢胞性卵巣症候群に伴う排卵障害の患者さまに有効な治療です。通院にかかる時間が節約できたり、多嚢胞性卵巣症候群の患者さまには、HMG製剤を投与するより卵巣過剰刺激症候群のリスクを低くすることができるといったメリットがあります。
当院では不妊症スクリーニング検査も行っており、治療においては患者さまそれぞれに合った適切な治療方法をご提案いたします。
池田市、豊中市、箕面市、吹田市、川西市など近隣の方でお困りの方は、一度かかりつけ医またはお近くのクリニックなどに相談の上、紹介状を持参し受診して下さい。
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