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患者さまの良きパートナーとしてあるために
医療は患者さまと医療者とが信頼関係を築き、協力してつくり上げていくものです。
治療方針の決定に際しては、患者さまはご自分の人生の主体者として、私たち医療者は医療の専門家として、それぞれの立場から病気にどのように対処していくかを十分に話し合い、お互いが良いと思える結論を出す必要があります。また実際の治療の中でも協力しなければならないことがたくさんあります。
市立池田病院では、この考えを患者さまに良くわかるようにお知らせし、職員全員が同じように理解することを目的として基本理念、市立池田病院の医療のあり方について等の文書を作成しています。その基本となっているのは私たち職員が常に心掛けている「臨床倫理原則」で、「相手を人間として尊重すること」「相手の最善を目指すこと」「正義・公平を保つこと」の3項目から成り立っています。
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患者さまの権利について
個人として常にその人格を尊重される権利があります。
私たちは、患者さまの治療や検査をするにあたって、その人格や価値観を尊重します。
良質な医療を平等に受ける権利があります。
私たちは常に患者さまに対して公平であり、患者さまの最善を目指します。
十分な説明を受ける権利があります。
私たちは患者さまの診療において、十分な説明を行います。
自分が受ける医療に参加して自ら決定する権利があります。
私たちは患者さまが自らの意思で最善の医療行為を選択できるように支援します。
希望されれば、別の医師の意見(セカンドオピニオン)を聞くこともできます。
自分が受けている医療について知る権利があります。
私たちは、患者さまからご自分の治療や検査についてお尋ねがあれば、きちんと説明します。
診療上の個人情報やプライバシーが守られる権利があります。
私たちは、患者さまの個人情報の秘密の保持に努め、プライバシーに十分配慮します。
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患者さまに守っていただきたいこと
私たち職員と協力して病気を治す努力、病気に向き合う努力をしてください。
自身の病気や健康に関する情報を正しくお伝えください。
他の患者さまの診療や病院職員の業務に支障をきたさないよう御協力ください。
病気のことに関してご遠慮なくお聞きください。
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