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看護部

MRI

MRI

当院では、最新鋭の装置2台体制にて検査を行っています。
2016年4月に最新のフラグシップモデルGE社製1.5T装置(Optima 450w)が稼働、2019年2月に最新のフラグシップモデルGE社製3.0T装置(Architect)が稼働し始めました。装置の進歩に伴いMRI検査の役割はますます高くなってきており、様々な臨床ニーズに対応することが可能になりました。2018年は検査件数7046件、年々増加傾向にあります。

当院のMRI装置の特徴

当院の装置は患者様にやさしい設計になっています。専門に教育された放射線技師が対応、患者様にやさしい検査を心掛けています。様々なご要望に応え、迅速で診断価値の高い画像を提供しています。

クラス最大の口径で圧迫感を軽減 クラス最大の口径で圧迫感を軽減

円背の患者さんでも楽な姿勢で検査を受けられます。 円背の患者さんでも楽な姿勢で検査を受けられます。

MRI検査とは・・・

MRI(磁気共鳴画像)とは、強い磁石と電波を使って体の内部の状態を知る検査です。患者様の体を動かすことなく、いろいろな角度から体の断面の画像を作成します。使用する磁気や電波は無害で、放射線被ばくの心配も全くありません。検査中は、トンネルの中に入り大きな音 (ヘッドホン等を用いて音を軽減) の中で検査を行います。通常人体には影響はありませんが、心臓ペースメーカーがあると誤作動を起こす危険性があるため検査はできません。 また体内に金属があると、やけどや痛みを起こす可能性があり、さらに良い画像が得られないことがあるため検査ができないことがあります。検査時間は20~40分かかり、その間動かないでいていただく必要がありますので、小さなお子さんの場合は、薬を使って眠って頂く処置が必要となる場合があります。

MRI検査を受けられる患者様へ(注意事項)

以下に該当される方は検査を受けることができません

電気電子機器の挿入:ペースメーカー,除細動器,神経刺激装置,注入ポンプ,人工内耳など

体内で移動の可能性がある金属の挿入:ステント・フィルター挿入後8週間以内,眼内金属など

妊娠中もしくは妊娠の可能性のある方:器官形成期にあたる妊娠13週までは、MRI検査は実施できません

入れ墨・タトゥーを入れられている方

故障ややけど、画像に影響を及ぼすため検査前に取り外しをお願いいたします

補聴器,義歯,マグネット義歯(装着者カード持参)眼鏡,カツラ,ヘアピン,時計,アクセサリー,カラーコンタクトレンズ,アイメイクなどの化粧類,ネイル,ピアス,経皮吸収貼付剤(ニトロダーム・ニコチネル・ニュープロパッチ・ノルスパンテープなど),ヒートテックの肌着類,頭皮パウダー(髪染め)など

安全に検査を行うために問診票は必ず検査当日に持参してください

MRI検査の流れ

MRI検査で得られる画像

拡散強調画像(悪性腫瘍・脳梗塞などの診断)

MRI検査は頭部領域、腹部領域、骨関節領域など様々な部位ですぐれた診断能を有しています。また、最近では拡散強調画像という撮像方法でPET検査のように悪性腫瘍を鋭敏に描出することが可能です。拡散強調画像は脳梗塞の診断にも有用な撮像方法です。

前立腺検査【→前立腺がん】

前立腺検査【→前立腺がん】

拡散強調画像

拡散強調画像

頭部検査【→急性期脳梗塞】

頭部検査【→急性期脳梗塞】

腹部検査

MRCP(MR‑cholangio‑pancreatography)

胆嚢・管内胆管・総胆管・膵管のなかに存在する胆汁や膵液を画像化します。腫瘍や結石の存在を確認す

ることができます。

【→膵のう胞】

検査前にボースデルというお薬を服用していただきます。

脊椎検査

(画像1)MRI検査は脊髄や椎間板などの病変が非常によくわかります。【→椎間板ヘルニア】
(画像2)1mmで撮像されたCOSMIC‑3D画像です。L5の神経根が明瞭に描出されています。このような撮像も行うことが出来ます。

腰椎(画像2) 腰椎(画像2)

四肢関節検査

MRIは靭帯損傷・骨折など関節病変を観察するのに優れています。当院では高分解能な専用COILで検査を行っています。高精細な画像が作成できます。

膝関節 膝関節

肘関節 肘関節

手関節(3D‑T2*撮像0.8mm) 手関節(3D‑T2*撮像0.8mm)

肩関節(3D‑T2*撮像1.0mm) 肩関節(3D‑T2*撮像1.0mm)

四肢関節検査

造影剤を使用せずに全身の血管を撮像することができます。

左:腎動脈(非造影のMRI画像) 右:胸部大動脈(非造影のMRI画像) 左:腎動脈(非造影のMRI画像) 右:胸部大動脈(非造影のMRI画像)

膝窩動脈 左:造影剤を使用したCT画像 右:非造影のMRI画像 膝窩動脈 左:造影剤を使用したCT画像 右:非造影のMRI画像

非造影の下肢動脈画像

非造影の下肢動脈画像

認知症検査

【アルツハイマー型認知症を診断支援するためのソフト】
大脳で記憶に関係している海馬といわれる領域の萎縮をMRI検査で確認することができます。2025年には、高齢者の5人に1人が認知症と言われています。

ADとDLBの鑑別を支援する参考指標の追加

ADとDLBの鑑別を支援する参考指標の追加

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